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『Where's Bobby K?』(Godfather) |

『Where's Bobby K?』(G.R.816/817) 2CD
Apr.11 2006 Telstra Stadium,Sydney,Australia
Stereo Audience Recording Quality:Very Good
(Disc-1) 1.Intro/2.Jumping Jack Flash/3.Let's Spend The Night Together/4.You Got Me A Rocking/5.Oh No Not You Again/6.Dead Flowers/7.Angie/8.It's Only Rock'n Roll/9.Tumbling Dice/10.Night Time Is The Right Time/11.Band Introductions/12.This Place Is Empty/13.Happy (Disc-2) 1.Miss You/2.Rough Justice/3.Get Off Of My Cloud/4.Honky Tonk Women/5.Paint It Black/6.Sympathy For The Devil/7.Start Me Up/8.Brown Sugar/9.You Can't Always Get What You Want/10.Satisfaction
日本公演の後、上海公演を経ての「Australia & New Zealand Tour」(ツアーといっても全4公演で、前Licksツアーからは半減だったりするわけですが)、初日にあたるシドニー公演収録盤。
曲目だけ見ると平均的なもので、何故に今頃リリース感があったりしますが、本作のタイトルに掲げられている通り、この公演はボビーキーズが欠席。
ホーン自体は4人いるので1人欠席でも大勢に影響は無さそうですが、ボビーが単独でソロを吹いていた"Brown Sugar"の間奏がどうなったかといえば、普通に考えれば前年5月のジュリアード音楽院で行ったホーン不在のミニライブでの同曲でソロを弾いていたロニーが代わりに弾きそうなもんですが、ロニーは弾かせてもらえず、ティム・リースが代わりに吹いています。
このティム・リースのソロ、導入部こそボビーのソロとほぼ同じなものの、独自色を出そうとしたのかフレーズを変えてみたようですが、ちょっと合っていないような気も・・・。とはいえボビーのソロが毎度お馴染みのフレーズだったりするので、馴染みの度合いもあることから、これはこれでなかなか新鮮に聞こえます。
また、この公演では機材トラブルがあったようで、"Honky Tonk Women"を終えてストーンズがメインステージに帰ってきた直後から鳴り始めるはずの"Sympathy For The Devil"のシーケンサーが鳴らず、場内にはザーっといったホワイトノイズが幾度か響くのみで一向に始まる気配なし。結局ストーンズ側で曲順入れ替えを決断したようで、"Honky Tonk Women"終了後、約2分間の空白の後に"Paint It Black"の演奏を始めるといった珍しい場面も本作では聴くことが出来ます。ちなみに飛ばされた格好となった"Sympathy For The Devil"は、何事もなかったように仕切直しで"Paint It Black"の次に演奏されていますが、今度は頭からシーケンサーもきちんと鳴っており、アレンジの変更等はなし。
あと、これはトラブルではありませんが、オーラスの"Satisfaction"のキース、イントロがものすごいことに・・・。
さて、そんなある意味聴き所満載の本作の音の方ですが、中域寄りでクリアーさに欠ける音質で、輪郭もややぼやけ気味だったりはするものの、耳障りな手拍子や歓声の類はほとんど拾っていないので、ストレスなく通しで聴くことが出来ます。 |
by Hara ¦ 10:33, Monday, Jan 14, 2013 ¦ 固定リンク
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