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『Helsinki 1970』(DAC-095) 1CD
Sep.2 1970 Olympiastadion,Helsinki,Finland
Mono Audience Recording Quality:Very Good
(※)Track11-16 Aug.30 1970 Baltiska Hallen,Malmo,Sweden Mono Audience Recording Quality:Very Good - Fair
1.Introduction/2.Jumping Jack Flash/3.Roll Over Beethoven/4.Sympathy For The Devil/5.Stary Cat Blues/6.Love In Vain/7.Prodigal Son/8.You Gotta Move/9.Dead Flowers/10.Midnight Rambler/11.Live With Me/12.Let It Rock/13.Little Queenie/14.Brown Sugar/15.Honky Tonk Women/16.Street Fighting Man
初登場となるツアー2日目ヘルシンキ公演収録盤。
主にヴォーカルとギター中心で、合間に時折ドラムが聞こえるという状態ではありますが、演奏自体は大きく録れており、手拍子もさほど邪魔に感じない為、案外と聞きやすい音源。
全体的に低音が響き気味で、その低音部に若干の歪みが生じてはいますが、聴きづらいという程のレベルではありません。
ちなみに、会場全体の音量が低くなるアコースティックコーナー等の曲に関しては、オーバーレベルにはならなかったようで、歪みも無くよく録れている印象を受けます。
この年代の音源によくあるヒスノイズに関しては、余韻がおかしくならない程度の除去で、まだまだ残ってはいますが、耳障りというほどでは無し。
残念ながらこのヘルシンキ公演の音源は、頭から"Midnight Rambler"までで、以後の後半6曲に関しては、その2日前に行われたツアー初日のマルメ公演を補填。
ここで補填に使われた音源は『Made In Sweden』(VGP-105)や『Sweden 1970』(VGP-032)で使われていたものと同じもの。


遠目の録音で、音が団子になるところもあったりするものの、単体で聴けばそれなりに聴きやすい部類の音源ではありますが、メインのヘルシンキ音源の音が近かった分、それと比較してしまうと、やはり劣る印象を受けます。
既発と比べると、ヒスノイズを不自然とならない程度に除去し、低音も増強されて聴きやすくなってはいますが、その代わりとして既発にあった音のクリアーさに関しては若干後退。
また既発最大の欠点であった"Live With Me"から"Let It Rock"の途中までの、基テープの状態の悪さに起因する音の波打ちに関しては、今回も既発と同じマスターテープを使用したようで、問題の解消は無し。
この初日音源の補填に関しては、ライブの流れを引き継ぐ形なので"Live With Me"の前に演奏された"Gimme Shelter"も当然収録されると考えるのが妥当ですが、その"Gimme Shelter"に関しては、音の波打ち問題が既発でも特にひどかったので、あえて収録しなかったのかなと推測。
なお、既発の"Brown Sugar"にあった、間奏の大きなノイズはきれいに無くなっていますが、曲前のMCが中途半端に切れているのと、イントロの頭が欠けて始まったかと思うとすぐに切れて、再びイントロ途中からフェードインしてくるという状態については本作も同様。 |
by Hara ¦ 01:52, Wednesday, Feb 03, 2010 ¦ 固定リンク
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