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『Fratelli d'Italia』(Eat A Peach) |

『Fratelli d'Italia』(EAT 146/47) 2CD
July.12 1982 Stadio Communale Di Torino,Turin,Italy
Stereo Audience Recording Quality:Excellent
(Disc-1) 1.Intro:Take The A Train/2.Under My Thumb/3.When The Whip Comes Down/4.Let's Spend The Night Together/5.Shattered/6.Neighbours/7.Black Limousine/8.Just My Imagination/9.Twenty Flight Rock/10.Going To A Go Go/11.Let Me Go/12.Time Is On My Side/13.Beast Of Burden/14.You Can't Always Get What You Want (Disc-2) 1.Band Introduction/2.Little T&A/3.Angie/4.Tumbling Dice/5.She's So Cold/6.Hang Fire/7.Miss You/8.Honky Tonk Women/9.Brown Sugar/10.Start Me Up/11.Jumping Jack Flash/12.Satisfaction/13.Outro:Fratelli d'Italia-Fireworks
1970年以来12年ぶりとなったイタリア公演は、1982年欧州ツアー終盤の7月11日と12日にトリノで開催されましたが、本作が収録しているのは2日目にあたる7月12日公演。
82年のトリノ公演といえば、初日11日公演がアナログ時代からブート化され、それなりに知られてきましたが、本作が収録している12日公演については、プレスブートとしては初のリリース。
何故か"Shattered"と"Neighbours"の順番が逆になっていたりはするものの、前日カットされたキースの"Little T&A"がセットに復活して、この日の演奏曲全24曲を収録。
"You Can't Always Get What You Want"最後のワンショットの余韻のところでフェードアウトしているだけで、他の曲は曲中カット無し。
PAスピーカーからやや離れた席からと思しき奥行きのある録音ですが、演奏をそこそこ大きめに捉えた分離の良い好録音で、耳障りな歓声や拍手の類はほとんどなく、盛り上がる曲での手拍子は程よいバランスで被るという安定した聞きやすい音源。スネアが妙に浮き立っており、会場の反響も相まってスッコンスッコン鳴っている独特な音となっています。
やや低域不足で厚みがもう少しあった方がとは感じるものの、カセットらしからぬクリヤーな音質。
残念ながらピッチがやや速めで、これはきちんと調整しておいてもらいたかったところ。
演奏自体は安定した82年ツアー、しかも終盤ということで特筆すべきもののない平均的なものですが、前日にイタリアがサッカーのワールドカップで優勝したことをうけ、"Take The A Train"がスタートするや否や、バンドコールの前に優勝をあらためて伝えるアナウンスを流して、場内が大盛り上がるになるというという場面や、アンコールの"Satisfaction"終了後に終演を伝える場内SEを、前日の"1812 Overture"からこの日はイタリア国歌の"Fratelli d'Italia"に変えて流しているという、ささやかな聞きどころあり。
なお、Goldplate『European Tour 1982』(GP-1210 CD1/2 DVD1/2)のDVDに前日11日の演奏として収録されている"Satisfaction"は、この日の演奏というのが正解。
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08:20, Saturday, Mar 25, 2017 ¦ 固定リンク
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